調布陥没でNEXCO東日本社長が陳謝 因果関係認めるも…外環道建設は継続

2021年1月27日 21時47分

工事と陥没などの因果関係を認め、陳謝する東日本高速道路の小畠徹社長(左)=東京都千代田区で

 東京都調布市の東京外郭環状道路(外環道)のトンネル工事ルート上で、市道陥没や3カ所の空洞が見つかった問題で、東日本高速道路の小畠徹社長は27日の定例会見で、工事との因果関係を認め「住民に不安を与えた。事業者として深くおわびする」と陳謝した。

◆来月中旬には有識者委開設し原因解明へ

 同社の有識者委員会が先月18日、工事と陥没などの因果関係を認める中間報告をまとめ、同社は住宅損傷などに対し補償する方針を示していたが、同社トップが陳謝するのは初めて。小畠社長は「被害への補償は、誠意をもって対応する」とあらためて表明した。中断している工事の再開時期は「今の段階では決められない」と明言を避けた。
 今月14日に3カ所目の空洞が見つかり、月内に開く予定だった有識者委は延期。小畠社長は「来月上旬か中旬には有識者委員会を開き、陥没と空洞の発生メカニズムを明らかにしてもらいたい」と述べた。その後、有識者委は年度内に再発防止策を盛り込んだ最終報告をまとめる見込み。
 付近では中日本高速道路が外環道のトンネルを別にもう1本掘削する計画がある。小畠社長は「情報を共有する。陥没や空洞などが起きないような対策を打ってもらえると思う」とし、事業自体は継続する意向を示した。(梅野光春)

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