IOC会長、東京五輪中止や再延期をあらためて否定「忍耐と理解を」 日本選手にもワクチン接種を推奨

2021年1月28日 09時05分
国立競技場(奥)と五輪マークのモニュメント

国立競技場(奥)と五輪マークのモニュメント

 【ジュネーブ共同】国際オリンピック委員会(IOC)のバッハ会長は27日、オンライン形式の理事会後に記者会見し、今夏の東京五輪・パラリンピックで日本選手にも新型コロナウイルスのワクチン接種を推奨する考えを示した。ワクチンが広く普及した場合に、訪日前の各国選手や関係者に接種を促す方針を26日に発表していた。義務化はしない。
 バッハ会長は中止や再延期の可能性を改めて否定し「開催されるかではなく、どう開催するかに焦点を当てなければいけない」と訴えた。懐疑論に理解を示しつつ「政府やIOCの責任は先を見据えることだ」と指摘。「選手、国内オリンピック委員会、国際競技連盟(IF)、日本国民、組織委員会、全ての人に忍耐と理解を求めなければいけない」と述べた。
 中止論や開催を断念して2032年大会を目指すとの一部報道など「全ては臆測だ」と一蹴。「最も著名な科学者でさえ大会時の状況を予測はできない。臆測は選手を傷つけている」とした。
 今冬にIF主催で7千超の大会が開催され、17万5千件の検査でコロナの陽性率は「わずか0・18%だった」とアピールした。ただし、五輪開催は安全が前提と強調し「安全でないと思えば開催しない」とも語った。

PR情報