菅首相、罰則導入は「おおむね了承、問題ない」 感染症法改正、厚労省部会で懸念相次ぐも<新型コロナ>

2021年1月28日 21時31分
 菅義偉首相は28日の参院予算委員会で、新型コロナウイルス対策の感染症法改正案を巡り、厚生労働省感染症部会で罰則導入への懸念が相次いでいたことに関し、「おおむね了承が得られたので(改正案を)提出した。審議会でそういう方向であれば問題ない」と述べた。

参院予算委で答弁する菅首相


 
 改正案の概要を審議した15日の同部会の議事録が27日に公開され、出席者らの発言も記載されていた。
 共産党の小池晃氏は参院予算委で、議事録によれば入院勧告に従わない感染者などへの罰則導入に賛成したのは3人だけで、3人は慎重意見、8人は反対か懸念を表明していたと指摘。「多くの反対意見を踏みにじって法案を出してきた」と批判した。感染症対策を盛り込んだ2020年度第3次補正予算案の衆院通過後に議事録が公開されたことも問題視した。
 田村憲久厚労相は「いろんな意見があったが、最終的におおむね了承をいただいた」と強調。議事録公開が遅れたとの指摘について「本人に意見を確認した上で出している。隠しているわけではなく予算委開催中に出した」と述べた。
 立憲民主党の安住淳国対委員長は国会内で記者団に「法案作成のプロセスを壊すものだ」として、改正案に罰則が盛り込まれた経緯を追及する考えを示した。(木谷孝洋)

関連キーワード

PR情報

政治の新着

記事一覧