めんくいランチ 東京焼き麺スタンド(スーパー焼きそば)
2021年1月29日 07時19分
◆脳が喜ぶ「究極の普通」
昔ながらの焼きそばに郷愁を感じる人も、イマドキの豪華な具材に魅力を感じる人も、一度はこれを食べてほしい。「究極の普通」と称される「スーパー焼きそば」(800円)。もちろんテークアウトOK。「東京焼き麺スタンド」(千代田区)の看板メニューだ。
具材はいたって普通だが一つ一つに細かいこだわりがある。麺はもっちり感を出すためゆで置き、豚肉はタレに一晩漬け込む。季節により産地を変えるキャベツ、特製ソースと一緒に、鉄板ではなく、中華鍋で回しながら焼く。おかげで焼きムラが出ず、均一に火入れできる上、器にすべらせれば、美しく盛り付けもできるという具合。一口食べれば、脳が喜ぶ。普通のおいしさを突きつめるとここにいたるのか、とわかる。
そのままで飽きずに食べられるが、味の変化を楽しむためマヨネーズなど調味料も用意。オススメは土佐酢。酸味がまろやかで、ソースと相性がよく、口中をスッキリさせてもくれる。
店主の黒田康介さんは一橋大学で経営戦略を学び、証券会社を経て、2018年に創業。焼きそば好きなのはもちろんだが、ビジネスとしても将来有望と意気込む。「焼きそばの地位を上げたい。その旅の出発点がここです」 (さりあ)
◇千代田区神田神保町1の5の13。2月7日までは11〜15時。不定休。Twitterで最新情報更新中。早じまいや休業の可能性があるので電話で確認を。(電)080・7504・9696
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