食虫植物、守り続け30年 図鑑3冊を自費出版 山武の能勢さん、善行表彰

2021年1月29日 07時28分

自費出版した植物図鑑を手に持つ能勢さん=山武市で

 山武市の能勢正代さん(72)が、全国のボランティアの善行活動をたたえる二〇二〇年度の「善行表彰」(一般社団法人日本善行会主催)を受けた。能勢さんは、山武市と東金市にまたがって広がる成東・東金食虫植物群落で約三十年間保護活動に尽力し、植物図鑑を三冊出版。これまでの活動を「好きなことができて幸せだった」と振り返る。
 能勢さんは、一九九三年に地元ボランティア団体「成東・東金食虫植物群落を守る会」に入会。食虫植物八種類を含め四百五十種類以上の植物が生育する同群落の保全、調査、案内活動をしてきた。
 二〇一八年と二〇年に、群落の植物を紹介する図鑑計三冊を二十年近い編集作業を経て自費出版。図鑑はいずれもA3判で三冊合計で五百種類以上の植物の標本を紹介。山武、東金市内の小中学校や図書館、県文書館などで閲覧できる。
 昨年秋に善行表彰を受けた能勢さん。「やってきたことが認められ、ありがたい。植物は生活の一部。群落を後世に残すため、体力の続く限り活動をしたい」と話した。 (鈴木みのり)

関連キーワード

PR情報

千葉の新着

記事一覧