緊急事態宣言で献血が次々中止…「何かできるなら」コロナ患者受け入れの横浜の病院で看護師らが協力

2021年1月29日 10時14分
献血バスで400ミリ献血をする臨床検査技師の加藤大さん=27日、横浜市中区で

献血バスで400ミリ献血をする臨床検査技師の加藤大さん=27日、横浜市中区で

 新型コロナウイルスによる緊急事態宣言下で献血者減少が心配される中、新型コロナ患者を受け入れている横浜市立みなと赤十字病院(同市中区)で27日、献血が行われ、看護師や事務職員らが協力した。「できることはやらないと」。献血した男性職員は表情を引き締めた。(石原真樹)
 午後1時半、病院の入り口近くに設けられた受け付けブースに、職員らが次々と訪れた。「DMAT(災害派遣医療チーム)」と書かれたパーカを羽織って並んだのは高野雄太救急災害業務課長(45)。コロナ患者の搬送に付き添って記録や消毒などの業務を担い、「皆さんから病院に寄付や支援をしてもらっているので、何かできるならと」。臨床検査技師の加藤大さん(22)は「血液製剤の大事さはよく分かっている。血液がないと困る」と話した。
 この日は看護師4人を含む21人が献血した。中山祐介救急部長(46)は「コロナだからといって交通外傷や出血性ショックの患者が減るわけではない。血液でないと助けられない命があるので、献血は絶対に必要」と協力を呼び掛けた。
 神奈川県赤十字血液センターによると、年末年始は多くの協力があり必要量をまかなえたものの、緊急事態宣言後はテレワークになった企業や休校になった大学での献血が中止となり、献血バスの配車が1月は31件、二月は24件取りやめになった。
 代わりに街頭や商業施設、官公庁などにバスを出している。みなと赤十字病院にも、例年は3月に実施している献血の前倒しを依頼したという。日赤は献血ルームなどでの協力を求めている。詳細は、日赤関東甲信越ブロック血液センターのホームページへ。

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