コロナ感染「他言無用」 保護者に口止め、市教委が学校に文書

2021年1月29日 19時59分
 鹿児島市教育委員会が、児童生徒や教職員に新型コロナウイルス感染者が出た市立学校に対し、感染者の発生やPCR検査を受けたことを口外しないよう、保護者への口止めを求める文書を送っていたことが29日、分かった。「他言無用」とも書かれており、行き過ぎた情報統制だとの指摘を受け市教委は同日、表現を訂正した。
 下鶴隆央市長は記者会見で「児童生徒への誹謗中傷を避ける狙いだった。誤解を招く表現や、説明が不十分だった点は改めたい」と述べた。
 市教委によると、文書は市保健所の助言を受け昨年10月に作成。子どもがPCR検査を受ける保護者への「重要なお願い」として「検査を受けたことや感染者の発生は他言無用。身内をはじめ他の生徒や保護者、地域住民への他言はしない」「会員制交流サイト(SNS)への投稿は絶対にしない」とし、教職員が電話して口頭で伝えていた。
 個人的な情報の口封じを行政側が指示したとも受け取れると指摘があり、市教委は文面を「いじめや誹謗中傷につながらないようお願いします」と改めた。(共同)

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