愛知県知事リコール署名、刑事告発を調整へ 名古屋市でも8割超不正の疑い

2021年1月29日 23時24分
大村秀章愛知県知事の解職請求の署名を提出する高須克弥院長㊨ =2020年11月、名古屋市千種区役所

大村秀章愛知県知事の解職請求の署名を提出する高須克弥院長㊨ =2020年11月、名古屋市千種区役所

  • 大村秀章愛知県知事の解職請求の署名を提出する高須克弥院長㊨ =2020年11月、名古屋市千種区役所
 愛知県の大村秀章知事のリコール(解職請求)運動を巡り、名古屋市選挙管理委員会に提出された約16万人分の署名のうち、8割以上に不正が疑われるとの調査結果を市選管がまとめたことが29日分かった。愛知県選管は、県内64選管に提出された署名の大部分に不正が疑われるとして、地方自治法違反容疑での刑事告発に向け調整を進める方針を決めた。関係者が明らかにした。
 住民の意思で地方自治体の首長などを解職できる直接民主制を揺るがす重大な問題だと判断した。週明けにも選管委員会を開き、告発のタイミングなどを巡り協議する。
 関係者によると、名古屋市の各区選管に提出された署名計約16万人分の署名のうち、同一人物が書いたとみられる署名が約11万件、選挙人名簿に記載されていない署名が数万件に及ぶなど、全体の約83%が無効と判断された。無効署名が9割を超えた区もあった。
 
 リコール運動は美容外科「高須クリニック」の高須克弥院長が主導。名古屋市の河村たかし市長が支援した。高須氏らは昨年11月、各選管に計約43万5千人分署名を提出。解職の賛否を問う住民投票実施に必要な法定数約86万6千人には届かなかった。(共同)

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