健大高崎 2年連続、センバツ選出 主将「打撃で沸かせたい」
2021年1月30日 07時42分
三月十九日に甲子園球場で開幕する第九十三回選抜高校野球大会の出場校に、二年連続で選出された群馬県高崎市の健大高崎では、昨年は新型コロナウイルスの影響で春夏ともに正規の全国大会が無念の中止だっただけに、選手たちはマスク越しに喜びを爆発させた。 (市川勘太郎)
加藤陽彦校長が出場決定の電話を受け、野球部の室内練習場に集まった選手たちに「このような状況で大会が開催されることに感謝の気持ちを持って、これから準備をして全国優勝を目標に頑張ってほしい」と激励した。
小沢周平主将は「去年の先輩たちの分も背負ってやっていかないといけない」と気を引き締め、「冬の期間は守備など基本に戻って練習してきた。打撃が持ち味のチームなので、観客が入れば打撃で甲子園を沸かせたい」と意気込んだ。
青柳博文監督は「時間的な制約がある中でも選手は自ら考えて練習をしていた。昨年はコロナもあり指導が甘かった反省があるので、今年は練習では競争を促し、私生活も厳しく指導したい」と語った。
◆市長「高崎の名を全国に」
健大高崎の出場決定を受け、地元・高崎市の富岡賢治市長は「関東大会を連覇して二年連続の出場は素晴らしい。甲子園を沸かせ、高崎の名を全国にとどろかせてほしい」とコメントを出した。出場を祝って二月二日から、市庁舎前に「がんばれ!!」と同校へエールを送る懸垂幕を設置する。
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