「10万円振り込めば優先でワクチン接種」 電話、SNSに相次ぐ不審な勧誘

2021年1月30日 13時19分
 新型コロナウイルスのワクチンについて「10万円振り込めば優先的に接種できる」「開発に投資できる」などとして、個人情報や金銭を要求する不審な勧誘が電話や会員制交流サイト(SNS)に相次いでいることが、消費者庁などへの取材で分かった。

◆国、自治体が金銭、個人情報求めず 注意を

 消費者庁の担当者は「実際にワクチン接種開始時期に合わせ、勧誘が増える恐れがある。国や自治体がワクチンの関係で、電話やSNSで金銭や個人情報を求めることは一切ない」として注意を呼び掛けている。
 消費者庁などによると、全国の消費生活センターに昨年6月以降、相談が数十件寄せられた。今年1月、関東地方の80代女性宅に、自治体の保健行政担当と名乗る人物から「コロナワクチンを優先的に接種できるようになった。後日返金されるので、指定された銀行口座に10万円を振り込むように」との電話があった。別の近畿地方の80代女性は昨年12月「ワクチンが無料で接種できるので、居住状況などアンケートに答えて」という電話を受けた。

◆ワクチン開発投資ばなしで120万円被害も

 昨年10月には、九州地方の20代女性がSNS上でワクチン開発に関する投資についての書き込みを見て、投稿主に問い合わせた。勧誘されるまま120万円を振り込んだ後、連絡が途絶えた。(共同)

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