「中国に対価支払わせる」米・サリバン大統領補佐官 ウイグル迫害、香港、台湾巡り

2021年1月31日 06時00分
 【ワシントン=金杉貴雄】米国のサリバン大統領補佐官(国家安全保障問題担当)は29日、中国政府による新疆ウイグル自治区でのウイグル族迫害や香港問題、台湾への圧力を列挙し「対価を払わせる準備をしている」として、バイデン政権として厳しい対応を取る方針を示した。
 首都ワシントンのシンクタンクのイベントに参加したサリバン氏は「中国は米国内の分断や機能不全を挙げ、中国モデルの方が米国より優れていると主張している」と危機感を表明。トランプ前政権のもとで国内の対立、分断が深刻化したことで中国に付け入られているとの考えを示した。
 中国との競争に打ち勝つためには、国内で人種間の不平等や経済格差を是正し民主主義を立て直した上で、アジアや欧州の同盟国と協力して「自由で繁栄し、公平な社会」づくりを進め、最先端技術への投資なども必要だと指摘した。
 トランプ前政権が中国への対抗策として推進した日本、オーストラリア、インドとの4カ国の連携枠組み「クアッド」については、米国がインド太平洋で政策を推進する「基本的な基盤だ」と評価。さらに強化する考えを示した。
 中国政府のウイグル族迫害を巡っては、27日に就任したブリンケン国務長官は「ジェノサイド(民族大量虐殺)が行われた」と指摘し、トランプ政権の認定と同じ認識をあらためて示している。

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