昨年1〜11月の群馬県内の自殺者、前年同期比11人増の327人 コロナとの関係は「分析できていない」

2021年1月31日 07時49分
 二〇二〇年一〜十一月の群馬県内の自殺者(暫定値)は三百二十七人で、前年同期比で十一人多かったことが、厚生労働省などの統計で分かった。全国的に自殺と新型コロナウイルス感染拡大との因果関係が指摘されているが、県内については県精神保健室は母数が少ないなどの理由で「分析できていない」という。
 統計によると、前年同月比で自殺者が多かったのは、一月の二十四人(前年同月比六人増)と四月の三十八人(八人増)、六月の二十六人(三人増)、八月の四十四(六人増)、九月の三十人(二人増)、十一月の三十三人(十三人増)だった。
 一方、全国の二〇年一〜十一月の自殺者は一万八千八百六十四人。特に十月は二千七十二人で前年同月比六百四十五人増だった。
 厚労省の「自殺総合対策の推進に関する有識者会議」は十月の急増について「新型コロナの影響で、雇用や暮らし、人間関係などが悪化し、社会全体の自殺リスクが高まっている」「相次ぐ有名人の自殺や自殺報道が影響した可能性が高い」と指摘している。
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 県精神保健室は、悩みや苦しさを抱えている人に対し、「こころの健康相談統一ダイヤル」=電0570(064)556=の利用を呼び掛けている。利用時間は平日午前九時〜午後十時。 (池田知之) 

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