一番長い法人名は…

2021年2月1日 07時41分
 日本で一番長い名前の駅名が、今年変わった。富山市の軌道線にある「トヨタモビリティ富山Gスクエア五福前(五福末広町)」停留所である。二十五文字。近隣の施設が、最寄り駅をパンフレットなどに記載するとき、長すぎて困っているという。
 これを聞いて、政府系法人の名前がどんどん長くなっているのを思い出した。石油公団は「独立行政法人石油天然ガス・金属鉱物資源機構」に、宇宙開発事業団は「国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構」になった。
 最長はおそらく「独立行政法人郵便貯金簡易生命保険管理・郵便局ネットワーク支援機構」だろう。三十二字である。
 数年前まで日本一長い名前だったバス停は「産総研つくば東事業所つくば研究支援センター入口」で、これも政府系法人絡みだ。
 それぞれの事情は察せられるが、それにしても自分たちの都合を外部に押し付けて何とも思わない、といういかにも親方日の丸的な考え方である。「シンプル」や「エコ」の逆さまであり、公的機関の無駄と非効率の象徴のようにもみえる。
 簡単な解決策がある。農研機構は、二十三文字の長い名前が正式名なのだが、事実上棚上げして、ホームページもこの四文字名の表記にしている。前述したもろもろの法人も「資源機構」「宇宙機構」「郵政支援機構」で、何の不都合もないだろう。 (吉田薫)

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