国民の皆さんにはもうひと踏ん張りしていただき… <緊急事態延長・菅首相会見詳報>

2021年2月2日 22時30分
 菅義偉首相の2日の記者会見の詳報は次の通り。

【冒頭発言】

 先ほど新型コロナ対策本部を開催し、緊急事態宣言について、栃木県は2月7日で解除することとし、埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県、岐阜県、愛知県、京都府、大阪府、兵庫県および福岡県については、3月7日まで1カ月延長することを決定した。
 これまでの間の国民の皆さんのご協力に感謝を申し上げるとともに、全ての地域で緊急事態宣言を終えることができず、誠に申し訳なく思っている。
 また先般、内閣の一員である副大臣や、わが党に所属した議員が深夜まで会食していた問題は、あってはならないことで、素直におわびを申し上げる次第だ。
 全国の新規感染者数は、宣言を行った1月7日は7721人。その後、減少に転じ、2月1日は1783人だった。東京は、1月7日は2447人。その後、大幅に減少し、2月1日は393人。さらに本日は556人となっている。
 ここで国民の皆さんにはもうひと踏ん張りしていただき、感染の減少傾向を確かなものにしなければならない。飲食店の時間短縮を中心に、メリハリをつけたこれまでの対策を続ける。

10都府県の緊急事態宣言の延長を決め、記者会見する菅首相

 対策を徹底し、状況が改善された都府県は3月7日の期限を待たず、順次宣言を解除していく。引き続き制約の多い生活で苦労をおかけするが、今ひとたびのご協力をお願いする。
 新規感染者数や病床利用率などについて、当面のめどであるステージ3へと改善していく。新規感染者数で言えば、東京で一日500人。大阪で一日300人を下回ること。さらに、病床の逼迫(ひっぱく)に改善がみられることが重要だ。20時までの飲食店の時間短縮、不要不急の外出自粛、テレワークのさらなる拡大やイベントの人数制限、こうした対策の徹底をお願いする。
 患者を受け入れる医療機関が損失を受けることのないよう支援していく。新規感染者が減少しても、しばらくは入院を必要とする患者は減らない。引き続き手を緩めずに取り組む。
 ワクチンは先日、3社から3億1400万回分の供給を受ける契約の締結に至った。接種の開始は、できる限り2月下旬と申し上げてきたが、今後、有効性や安全性を確認した上で2月中旬にスタートしたい。医療関係者から始め、高齢者は4月から接種を進める。
 必要な費用の全ては国が負担する。効果や副反応なども分かりやすく情報発信していく。変異株については、迅速な検出を可能とする体制を強化する。
 新型コロナの影響が長引く中で、支援の手が届いてないという声がある。生活資金にお困りの方には緊急小口資金などでお応えする。140万円の限度額を200万円まで拡大する。所得が減っている方々は返済を免除する。
 家賃にお困りの方には住居確保給付金を用意しているが、再度の支給により、さらに3カ月分を支援する。大企業の非正規の方々について、休業手当の支払いが行われなかったり、雇用調整助成金が活用されない問題も検討を進めており、早急に対応する。
 多くの無症状や軽症の若者から、外出や飲食により感染が広がり、世代を超えて高齢者にも広がっている。若者でも重症化する事例もある。いわゆる後遺症とされる報告もある。ぜひ、自身のこととして捉えていただきたい。一人一人が行動を変えていただくことで、感染をさらに大幅に縮小させることができる。
 新型コロナの発生から1年以上がたった。私も日々悩み、考えながら走っている。国民の不安を少しでも解消するため、あらゆる方策を尽くし、私の全ての力を注いで取り組んでいく。
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