バリアフリーで富岡製糸場 散策 富岡市が周辺マップ作製 道路の段差や注意箇所掲載

2021年2月3日 07時14分

製糸場周辺バリアフリーマップの一部

 東京五輪・パラリンピックを契機にバリアフリー化を進める「共生社会ホストタウン」に登録する富岡市は、世界文化遺産「富岡製糸場」周辺のバリアフリーマップを作製した。車いすで利用できる多機能トイレや道路の段差など障害者団体メンバーや関係者が街を歩いて調査した結果を踏まえた。市ホームページで公開しており、まちなか観光物産館や製糸場などで計二千部を配る。 (石井宏昌)
 製糸場や最寄り駅の上信電鉄上州富岡駅周辺など市中心部を対象に、多機能・多目的トイレや施設出入り口のスロープ、車いすに対応するユニバーサルデザインの自動販売機や水飲み場などを網羅した。
 トイレも車いす対応のほか、介助用ベッドや乳幼児設備の有無などが分かるようにマークや実際の写真を付けた。対象地域全体の地図と、製糸場や同駅の周辺をそれぞれ拡大し、細かい情報を載せた地図の計三面分をA3判の表裏に掲載。製糸場のイラストと解説も加えた。
 市身体障害者更生会や市観光協会のメンバー、市職員が昨年十一月、街中を歩いて施設や道路の点検や調査を実施。結果を踏まえ、車いすでの移動を妨げる段差やグレーチング(側溝の格子状のふた)など注意する箇所も入れた。
 市企画課の担当者は「障害者はもちろん、高齢者や妊娠中の女性、小さな子どもがいる家族などに有効に活用してほしい」と期待している。

車いすなどで街中を歩いて点検・調査する関係者=富岡市で(市提供)


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