スー・チー氏解放求める声明見送り ミャンマー情勢で国連安保理緊急会合

2021年2月3日 20時07分

2日、ミャンマーの最大都市ヤンゴンで警戒に当たる国軍兵士=UPI・共同

 【ニューヨーク=杉藤貴浩】国連安全保障理事会は2日、国軍によるクーデターが起きたミャンマー情勢を議論する非公開のオンライン緊急会合を開いた。議長国の英国を中心に声明案を協議したがまとまらなかった。
 英国のウッドワード国連大使は会合後の記者会見で「(軍は)拘束された人々を即座に釈放する必要がある。安保理での議論は続く」と表明。アウン・サン・スー・チー国家顧問兼外相らの解放を求める声明発出へ調整を続ける考えを示した。

◆中国などの慎重姿勢で合意至らず

 国連外交筋によると、ミャンマー軍との関係が深く、クーデターの非難を避けている中国などが迅速な声明取りまとめに慎重姿勢を示し、この日は合意に至らなかったという。
 会合では、ミャンマー担当のブルゲナー国連事務総長特使が「(クーデターの)前日までミャンマー軍幹部と連絡を取っていた」と事態の急変に憤りを表明。「ミャンマーの民主主義を支持する明確な合意を一致して送るよう求める」と安保理の結束を促したが、強い姿勢を打ち出せなかった。

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