「原発ゼロ社会へ、政治が変えるべきだ」 3月11日にオンライン世界会議 小泉元首相らが発表
2021年2月5日 06時00分
小泉純一郎元首相が顧問を務める「原発ゼロ・自然エネルギー推進連盟(原自連)」は4日、東京電力福島第一原発事故から10年となる3月11日に、自然エネルギーを推進する世界の動向や、原発事故を経験した日本の現状を考えるオンライン世界会議を開くと発表した。
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小泉氏の基調講演のほか、企業や自治体の脱炭素・再生エネルギー導入を支援する米シンクタンク・ロッキーマウンテン研究所共同創設者、エイモリー・ロビンス氏も講演。台湾のデジタル相を務めるオードリー・タン氏のほか、日本の与野党の国会議員らが、エネルギーの未来について討論するプログラムもある。
小泉氏は4日、都内で会見し、会議の概要を発表。「ドイツは福島の事故を見て原発ゼロを宣言した。日本はなぜできないのか。原発をゼロにし、自然エネルギーを活用する社会に政治が変えるべきだ。政治を動かすのは国民一人一人だ」と訴えて、参加を呼びかけた。
会議の模様は視聴できる。詳細は「原発ゼロ・自然エネルギー100世界会議」のホームページで発表する。(柚木まり)
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