トモエガモ、八王子・長池公園に 関東では珍しい 渡り鳥ルート、東にずれる?

2021年2月6日 07時15分

長池公園に飛来したトモエガモのオス=八王子市で(長池公園自然館提供)

 関東に群れで飛来するのは珍しいトモエガモが、昨年から長池公園(八王子市別所二)に相次ぎ飛来している。カメラを構える愛鳥家らが連日、公園を訪れ、公園管理事務所を兼ねる同公園自然館の小林健人副園長は「マナーを守って見守ってほしい」と呼び掛けている。 (布施谷航)
 自然館によると、最初に確認されたのは昨年十一月二十六日。公園内の築池(つくいけ)に九羽いるのを、自然館のスタッフや来園者が確認した。その後、一時は二羽のみとなったが、昨年末から今年初めにかけて徐々に増え、現在は八羽が確認されているという。
 小林副園長によると、日本海側には毎年、集団でシベリアから飛来しているが、太平洋側の関東ではあまり見られないという。今年は、八王子市のほか、町田市や相模原市などでも見つかっており「渡り鳥のルートが例年と比べて東側にずれている可能性もある」と推測する。
 「珍鳥の飛来」を一目見ようと、愛鳥家らも連日、同公園を訪れてカメラを構えている。池の周りの遊歩道に列をつくり、散歩する市民の妨げになるケースもあるといい、小林副園長は「他の利用者の迷惑にならないよう、遠めから楽しんでほしい」と話している。
<トモエガモ> シベリアで繁殖し、冬になると中国や朝鮮半島、日本などに飛来する。体長約40センチ。オスの顔に黒や白、淡黄色などが組み合わさって「巴(ともえ)」のような色合いとなっているのが名前の由来。環境省の絶滅危惧II類に指定されている。

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