<社会編>真冬の水行 コロナ終息祈る

2021年2月6日 07時27分

高野山奥の院の「水行場(すいぎょうば)」で行われた「寒中水行」=1月24日、和歌山県高野町で

 仏教(ぶっきょう)の一つ、真言宗(しんごんしゅう)を始めた空海(弘法大師(こうぼうだいし))をまつる高野山(こうやさん)(和歌山(わかやま)県高野町)奥(おく)の院で1月24日、信者らが水の中に入って心身を清める「寒中水行」が行われました。参拝客(さんぱいきゃく)が見守る中、信者らは感染(かんせん)が広がる新型(しんがた)コロナウイルスの終息を祈願(きがん)しました。
 この日は気温、水温とも4度。小雨が降(ふ)る中、奈良(なら)県川上村(かわかみむら)にある宝寿院(ほうじゅいん)の女性(じょせい)副住職辻田真海(じゅうしょくつじたしんかい)さん(60)と25〜55歳(さい)の男女計8人が白装束(しろしょうぞく)に数珠(じゅず)を持ち、わら草履姿(ぞうりすがた)で水の中に入り、腰(こし)まで身を沈(しず)めて合掌(がっしょう)。拍子木(ひょうしぎ)の音が響(ひび)き渡(わた)る十数分間、一心不乱(ふらん)に般若心経(はんにゃしんぎょう)(お経(きょう))を唱えました。
 寒中水行は60年以上続く冬の恒例(こうれい)行事です。水から上がった辻田さんは震(ふる)えながら「世界の平和や疫病対策(えきびょうたいさく)、特に新型コロナウイルスの終息を祈(いの)りました」と話しました。

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