鴨川市と城西国際大 安房キャンパス 保全めぐり協定

2021年2月7日 07時21分
 鴨川市は、二〇二二年四月に東金市への移転を決めている城西国際大学との間で、安房キャンパス閉鎖に伴う基本協定を締結した。過去に無償譲渡した土地を無償で返還してもらうことを前提に、土地や大学施設を現状のまま保全することを目的としている。協定締結は一月十二日。
 協定は、大学側が市の承諾を得ないで土地・大学施設を第三者に使用させたり、譲渡してはならないことを規定。市は、土地返還に関する協議や大学施設の利活用についても早急に検討するとしている。
 市は当初、観光学部のある安房キャンパス存続を求め、移転再考を求める地元の九千二百人余りの署名を手渡した。しかし、大学の理事会で正式決定され、移転を前提に学生の募集を行っている現実を踏まえ、撤回の可能性は極めて低いと判断。具体的な話し合いを進める方針に切り替えた。
 市は、〇六年四月の開学に際し、八十七億八千八百万円を投じて整備した土地を大学側に無償譲渡。大学は昨年八月、少子化などで教育環境が激変していることを理由に、市に東金への移転を伝達した。 (山田雄一郎)

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