<新型コロナ>クラスター越え、幕開け再び さいたま「ミュージカル座」 来月「ひめゆり」上演

2021年2月8日 07時11分

過去に上演したミュージカル「ひめゆり」の一場面

 昨年十月、稽古場で新型コロナウイルスのクラスター(感染者集団)が発生し、活動を休止していた劇団ミュージカル座(さいたま市)が劇場での上演を再開する。演目は看板作品の「ひめゆり」。三月二十五日から彩の国さいたま芸術劇場(同市)で幕を開ける。
 「ひめゆり」は太平洋戦争の末期、沖縄戦で起きたひめゆり学徒隊の悲劇を歌いつづるミュージカル。二十五年前から全国各地で上演されているが、芸術劇場は初。今回が悲願の地元公演実現となる。
 劇団によると、今公演は五十二役を四十役に変更、各シーンで舞台に乗る人数や曲数も減らした。セットも一部取り除き、舞台上に空間を確保して密を避けるなど演出を工夫した。
 さらに出演者を完全に二組に分けたダブルキャスト制とし、稽古の時間も重ならないようスケジュールを組む。マスク着用を義務づけ、場合によりフェースシールドも併用。掛け持ち稽古や、マスクを外した人との接触の可能性がある飲食店でのアルバイトも禁じるなど、徹底的に感染防止策を講じるという。
 今回の演出を担当する梅沢明恵さんは取材に「安心して見ていただける作品づくりを心掛ける。皆さまにもご協力をいただくことになるが、なにとぞ応援を」とコメントを寄せた。
 公演は三月二十五〜二十九日の昼夜八公演。チケットは十日から一般発売し、五千〜一万五千円(税込み)。問い合わせはミュージカル座=048(825)7460。 (前田朋子)

新演出による「ひめゆり」のイメージカット(いずれもミュージカル座提供)


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