G・シュルツ氏死去 ニクソン・レーガン政権で要職

2021年2月8日 13時26分

1985年1月、米ワシントンのホワイトハウスで談笑する当時のレーガン米大統領(左)とシュルツ国務長官(中)、ブッシュ副大統領=AP・共同

 【ワシントン=共同】米メディアによると、レーガン米政権で国務長官を務めたジョージ・シュルツ氏が六日、西部カリフォルニア州の自宅で死去した。百歳だった。所属する米スタンフォード大フーバー研究所が明らかにした。死因は伝えられていない。
 一九二〇年、ニューヨーク生まれ。四二年にプリンストン大を卒業し、四九年にマサチューセッツ工科大(MIT)で博士号を取得した。ニクソン政権(共和党)で六九年から労働長官、財務長官などを歴任、レーガン政権(同)で八二〜八九年に国務長官を務めた。
 レーガン大統領と旧ソ連のゴルバチョフ共産党書記長との対話促進に尽力、後の冷戦終結への道筋をつけた。八七年の中距離核戦力(INF)廃棄条約調印など核軍縮にも取り組んだ。八〇年代に日本の外相を務めた故・安倍晋太郎氏とも親交を結んだ。
 二〇〇七年一月にはキッシンジャー元国務長官らと共に「核兵器の全廃」を提案し、大きな反響を呼んだ。日本とオーストラリアの呼び掛けで〇八年に発足した賢人会議「核不拡散・核軍縮に関する国際委員会」の諮問委員も務めた。

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