<新型コロナ>東京都内の昼間の人出、緊急事態宣言前から15%増

2021年2月10日 21時40分

昼間の人出の減り具合を示す電子看板=東京都新宿区

 新型コロナウイルス感染拡大で東京都などに緊急事態宣言が発令される中、都内の繁華街を飲食や娯楽などの目的で訪れる昼間の人出が、先月8日の宣言発令前と比べ、15.1%増加しているとの推計が10日、都の感染状況を分析するモニタリング会議で報告された。
 都医学総合研究所社会健康医学研究センターの西田淳志センター長によると、新宿・歌舞伎町や池袋、渋谷、六本木など都内7カ所の繁華街の正午~午後6時の人出は年末年始に大きく減少したが、宣言発令後には増加した。
 2月6日までの1週間の滞留人口合計は1月2日までの1週間と比べ、15.1%増加。午後6時から午前0時までの夜間の滞留人口は9.3%減だった。
 夜間の時短営業要請が一定の効果を上げている一方、日中の行動抑制への課題が浮き彫りになった。
 小池百合子都知事は「ここで緩むとすぐに再拡大してしまう。ウイルスを抑え込むためには徹底した人流の抑制が必要で、引き続きみなさんの協力をお願いしたい」と訴えた。
 このほか西田氏は昨年5月、都など一部を除いて宣言が先行解除されたタイミングで、都内への人出が増加に転じていたことも指摘。「今回の解除でも注意が必要」と述べた。
 西田氏らは、携帯電話の位置情報データを分析。行動パターンから職場や自宅での滞在と推定できる人を除外し、飲食や娯楽が目的とみられる人の数を算出した。(岡本太)

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