ポリ袋にも…「げんなり」 「黄金のペットボトル」清掃同行ルポ

2018年11月20日 02時00分

東京ヘリポート周辺の道路で、ごみを拾うボランティアら=東京都江東区で

 幹線道路に投棄されている尿入りペットボトルの実態を十九日付「ニュースあなた発」で追及した。今回の取材で先月三十日、東京都江東区の東京ヘリポート周辺で実施されたボランティア清掃に同行した。参加者らは不快な「黄金ペット」と格闘していた。 (山本哲正)
 ヘリコプター関連事業所の職員らが二〇〇六年からボランティアで月一回、ヘリポート前の臨港道路でごみ拾いを続けている。送り出したヘリが戻るまでの時間を惜しまず地域貢献に励む。頭が下がる思いだ。
 この日は約十五人が参加した。一帯には物流倉庫が立ち並び、トラックが盛んに行き交う。
 航空会社の男性職員が、植栽の上に捨ててあったレジ袋を前に厳しい顔で立ち止まった。「どうしたのか」と尋ねると、たわんだ枝を指して「重そうだ」。袋の口は固く結んである。火ばさみで持ち上げた職員は「やっぱり重い。尿のペットボトルが入っていますよ」。黄金ペットを何度も見てきた経験が磨いたのだろう。勘の鋭さに驚いた。
 約五百メートルを三十分ほどかけて清掃した。見つけた黄金ペットは十本。参加者らはこれを「爆弾」と呼び、注意深く取り扱う。下手に開けようとすると飛び散りかねないからだ。
 同行取材後、一人で歩道の植栽を見て回った。黄金ペットを一本発見。たばこの空き箱の隣にくったりとしているポリ袋もあった。黄金色の液体が入っている。ペットボトル入りではないが、一連の取材で見慣れた色と濁り具合だ。
 「げんなり」という言葉しか浮かばない。清掃してくれる人たちは毎度このような思いをするのだ。お願いだから捨てないで、と強く思う。

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