辞任表明の森喜朗会長、会見には出席せず 報道陣から「説明責任なってない」と批判

2021年2月12日 20時32分
辞任表明する森喜朗会長(代表撮影)

辞任表明する森喜朗会長(代表撮影)

 東京五輪・パラリンピック組織委員会の森喜朗会長は12日、評議員と理事による合同懇談会に出席し、冒頭で辞任を表明したものの、懇談会後の会見には出席しなかった。会見では記者から「説明責任がなっていない」と批判の声が上がった。
 森氏は、公開された会議の冒頭で10分あまり発言した。この中で「私の不適切な発言が原因で大変混乱した。今日をもちまして会長を辞任します」と辞任を表明した。一方で女性蔑視発言をめぐっては、「意図的な報道があり、女性蔑視だと言われた」と報道を批判し、「老害」と言われて「極めて不愉快」と怒りをにじませた。
 しかし森氏は懇談会後の会見には、姿を見せず、武藤敏郎事務総長だけが会見に臨んだ。懇談会後の記者会見に森氏が出席しなかったことについて、武藤氏は「今回は、辞意の表明を大勢の前ではっきりおっしゃったので、会長は十分と判断になったのだと思う」と話した。
 これに対し、記者からは「女性差別発言でトップが辞任する前代未聞の不祥事。公人である森氏が、一方的に冒頭で公開しているからといって、記者からの質問をまったく受け入れないのは公的組織として、国民に対する説明責任はなっていない」と批判が出た。
 一方、武藤氏は今後、森氏が何らかの役職に就くかどうかについては「現時点ではそういう話は出ておりません」と話すにとどめた。

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