三重県、性的指向暴露禁止で条例案 都道府県では初 4月施行目指す

2021年2月13日 11時54分
 三重県は12日、性的指向や性自認を第三者に暴露する「アウティング」と、カミングアウトの強制を禁止する条例案を発表した。アウティング禁止の条例は都道府県では全国初で、県は17日の県議会本会議に提出し、3月の制定、4月施行を目指す。
 アウティングは2015年、東京都国立市の一橋大法科大学院の男子学生が同級生に同性愛を暴露された後、校舎から転落死したことをきっかけに社会問題化。同市で18年4月、アウティング禁止の条例が全国で初めて施行されたが、都道府県では禁止を明記した条例制定の動きは進んでいない。
 条例案では「性の多様性が理解され、多様な生き方を認め合う社会の実現に寄与すること」を目的とした。性的指向や性自認の表明に関し「本人の意に反して正当な理由なく暴露してはならない」と規定。「性的指向または性自認を理由とする不当な差別的取り扱いをしてはならない」とした。罰則の導入は見送った。(共同)

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