福島第一原発など東日本の原発「異常なし」原子力規制委 最大震度6強の福島県沖地震
2021年2月14日 08時42分
宮城、福島で13日夜に最大震度6強の揺れを観測した地震で、原子力規制委員会は14日、東日本にある原発や原子力施設で異常は確認されていない、と発表した。
◆福島第一、第二原発ではプールから少量の水あふれる
東京電力福島第一原発1~6号機(福島県大熊町、双葉町)では事故収束作業が続いている。東電によると、5、6号機の使用済み核燃料プールから水があふれ出たが、外部への影響はない。また、5、6号機の滞留水を貯蔵しているボルト締め型タンクの下部から水が漏れているが、堰 内に留まっている。免震重要棟や大型休憩所で火災警報が出たものの、現場で火災は発生していなかった。
東電福島第二原発1~4号機(富岡町、楢葉町)は廃炉作業中。規制委によると、1号機使用済み核燃料プールからごく少量の水があふれ出たが、水位の低下はなく、核燃料の冷却に影響はない。
◆女川、東海第二原発など「異常なし」
東北電力女川原発1~3号機(宮城県女川町、石巻市)は運転停止中で、異常は確認されていない。
日本原子力発電の東海第二原発(茨城県東海村)も運転停止中。震度5弱の揺れを観測したが、異常は確認されていない。
青森県内にある、東北電力の東通原発(東通村)と、日本原燃の使用済み核燃料の再処理工場(六ケ所村)も稼働しておらず、いずれも異常は確認されていない。(小川慎一)
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