【動画あり】道路覆う土砂と巨岩、なぎ倒された木々…地震から一夜明け、震度6強の爪痕くっきり 

2021年2月14日 13時20分

道路脇ののり面の土砂が崩れ、道路をふさいだ福島県相馬市の常磐自動車道 =いずれも14日、本社ヘリ「おおづる」から(撮影・隈崎稔樹 )

 福島県と宮城県で震度6強の揺れを観測した13日夜の地震から一夜明けた14日、揺れが大きかった地域をヘリで取材した。東京電力福島第一原発(福島県大熊町・双葉町)の上空では、むき出しになったままの1号機原子炉建屋が真っ先に目に入った。建屋の周りに立ち並んでいる作業用クレーンは、朝日を受けて影が大きく伸びていた。

強い地震から一夜明けた東京電力福島第一原発

 上空から民家に大きな被害は認められないが、常磐自動車道でのり面が大きく崩れ、流れた土砂が上下線を覆っていた。相馬インターチェンジ(同県相馬市)から仙台方面に3キロの地点。ダンプカーが列をつくり、ショベルカーが5台がかりで土砂をすくい入れていた。急ピッチで復旧作業が進められているのが見て取れた。

道路脇ののり面の土砂が崩れ、道路をふさいだ福島県相馬市の常磐自動車道

 同市尾浜の松川浦漁港近くでも崖崩れがあり、乗用車よりも大きな岩が、片側1車線ずつの道路をふさぐようにごろんと転がっていた。被害を受けたとみられる黒い乗用車1台がすぐ近くに止まり、前部を損傷し、助手席のエアバッグが飛び出していた。
 相馬市から約50キロ内陸に入った同県二本松市(震度5強)でも、サーキット場「エビスサーキット」で大規模な土砂崩れが起きていた。高台の斜面から崩れた土砂がコースに流れ込み、なぎ倒された木々が無造作に横たわっていた。土砂につぶされた建物も確認できた。

コース脇の崖が崩れた「エビスサーキット」

 震度6強を観測した内陸部の同県国見町では、午前9時ごろ、車が幹線道路を行き交い、普段通りの光景が広がっているように思えた。瓦屋根が落ちたり、墓石が倒れたりする様子は見られない。余震に備えているのか、歩いている人の姿はまばらだった。(加藤健太)

関連キーワード

PR情報

動画の新着

記事一覧