茨城が生んだ 刀剣や刀装…220点 県立歴史館で20日から特別展

2021年2月18日 07時14分
 茨城県立歴史館(水戸市緑町二)の特別展「鋼(はがね)と色金(いろがね)−茨城の刀剣と刀装」(東京新聞水戸支局後援)が二十日、開幕する。室町〜江戸時代の本県が生んだ刀剣や刀装具の名品を中心に、刀剣文化に関する史料なども合わせた約二百二十点を一堂に紹介する。
 「鋼」は刃物の原材料の合金、「色金」はつばやさやなどの刀装具に使う色とりどりの合金を指す。
 近世の本県に存在した藩のうち、特に水戸藩では優れた技術を持つ刀工や金工が活躍し、「水戸刀」「水戸彫」と呼ばれるジャンルが開花。特別展では、水戸刀の傑作「脇差(わきざし) 銘(めい) 水府住市毛徳鄰謹 鍛 之(すいふじゅういちげとくりんつつしんでこれをきたえる) 文政十二年二月日(にがつじつ)」=写真(上)=や刀装具の優品「鬼鍾馗図鐔(おにしょうきずつば) 銘 水戸住通寿作(みとじゅうつうじゅさく)」=同(下)=などを出品する。
 水戸東照宮(水戸市)が所蔵する刀や、水戸徳川家が神社や皇室に奉納・献上した刀もお目見えする。
 このほか、鹿島神宮(鹿嶋市)所蔵の国宝「直刀(ちょくとう) 黒漆平文太刀拵(くろうるしひょうもんたちこしらえ)(附刀唐櫃(つけたりかたなからひつ)1合)」を展示。県内の社寺に奉納された刀剣で最も古く、現存する国内最大の直刀(刀身に反りのない古代の刀)だ。明治以降に刀剣や刀装具の技術を受け継いだ金属工芸にも触れる。
 四月十一日まで。三月十六日に展示替えする。月曜休館。入館料は一般六百十円など。
 担当の田中伸吾学芸員による展示解説が二月二十三日、三月二十日、四月四日の各日二回ずつ、講演「茨城の刀剣と刀装」(要事前予約)が三月七日午後二時から開かれる。新型コロナウイルス感染防止のため変更、中止する場合がある。
 問い合わせは歴史館=電029(225)4425=へ。 (宮尾幹成)

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