オンライン会議では5つのポイントを心掛けたら、みんなが分かりやすくなる 聴覚障害者からの提案

2021年2月19日 17時00分
「手を挙げる」「1人ずつ発言する」などオンライン会議で心掛けてほしいことを伝える松森さん=東京都千代田区で

「手を挙げる」「1人ずつ発言する」などオンライン会議で心掛けてほしいことを伝える松森さん=東京都千代田区で

  • 「手を挙げる」「1人ずつ発言する」などオンライン会議で心掛けてほしいことを伝える松森さん=東京都千代田区で
 コロナ禍が生活に与える影響を聴覚障害者に尋ねた民間団体の調査で、オンラインでのコミュニケーションを不便に感じている人が7割以上いることが分かった。一方で、7割近くは何らかのメリットもあるとしており、多くが利点と欠点の両方を感じている。
 調査した、障害者の社会参加を支える団体「ダイアローグ・ジャパン・ソサエティ」の志村真介理事は「オンラインの良い面を生かし、足りない点を補えば、新しい生活様式の原型が見えてくる」と話す。
 調査は1月下旬にウェブサイトで実施し、10~70代の聴覚障害者111人が回答した。オンラインでの会議や学校の講義、飲み会などでの困り事としては、マスクで口元から言葉を読み取るのが難しいとする回答が多く、「(発言を表示する)字幕が遅れているようで話に入るタイミングが分からない」「誰が話しているのか分からない」などの声もあった。
 メリットとして挙げられたのは「マイクに向かってしっかり話してくれるので(音声を文字変換するソフトが)音声認識しやすい」「文字でのコミュニケーションが増えた」など。
 ダイアローグ・ジャパン・ソサエティの活動に関わる聴覚障害者の松森果林さんは「聴覚障害者の中には、画面で口元が読みやすくなったという人がいる一方、オンライン会議に参加できない人もいる」として、それぞれの障害者の状況を理解したうえでの対応を求める。
 同団体理事で全盲の大胡田誠弁護士は「コロナ禍では、体の不自由さに関係なく、みんなが自由を制約されている。今こそみんなが自由に生きるためにどうすればいいか。同じ土俵で(健常者と)話せるきっかけになれば」と呼び掛けた。 (神谷円香)
■聴覚障害者とオンライン会議をする時に心掛けてほしいこと
 ①手を挙げる
 ②名前を言う
 ③1人ずつ話す
 ④反応を示す
 ⑤笑顔で!

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