<新型コロナ>夜間の「呼吸が苦しい」に対応…食料品の発送も 都の自宅療養者フォローアップセンター

2021年2月21日 06時47分

「自宅療養者フォローアップセンター」の様子。看護師や保健師が自宅療養者の健康状態の確認、相談対応などを行っている=都内で

 都は自宅で療養する新型コロナウイルス患者を支援している「自宅療養者フォローアップセンター」を、報道機関に公開した。自宅療養者の健康や生活面の不安を和らげるとともに、保健所の負担を緩和するため、都が昨年十一月から運営している。 (松尾博史)
 「自宅療養の期間中、健康状態を確認させていただきます。電話とLINE(ライン)、どちらでの確認がいいですか」。都内のオフィスビル内に設けたセンターで、パソコンの前に座った看護師や保健師約四十人が、自宅療養者と電話で話していた。
 センターでは、電話や無料通信アプリ「LINE」を使って健康状態を毎日確認し、二十四時間体制で電話相談に応じる。「パルスオキシメーターで測定したところ、血液中の酸素飽和度が低くなっている。呼吸が苦しい」「熱が出た」。夜間にこういった相談が寄せられ、救急車を呼ぶよう促したケースがあるという。
 買い出しのために外出しなくて済むよう、カップ麺や缶詰、レトルト食品など一週間分の食料品の発送手続きもしている。
 開設当初は、都が多摩地域に設置する保健所管内の自宅療養者に連絡を取っていた。一月下旬以降は、自宅療養者が少ない島しょ部を除く都内全域に対象を広げている。
 十九日時点の都内の自宅療養者は千七十七人。六十五歳以上の高齢者などについては、保健所から直接連絡を取っており、センターで対応している自宅療養者は二百五十人ほどという。
 都の担当者は「介護や子育てを理由に自宅療養を選ぶ人もいる。安心してもらえるよう支援していきたい」と話している。

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