ミャンマーゼネスト、抗議の人波がヤンゴン市街地を行進 国軍は警官・兵士を大量投入、各国の非難も「目に余る内政干渉」

2021年2月22日 21時30分
 【バンコク=岩崎健太朗】ミャンマーの国軍政権への抗議活動は22日、全国規模のゼネストに発展し、若者から年配者まで数百万人規模が加わった。国軍側は厳重警戒を敷き、地元メディアによると首都ネピドーなどで約200人を拘束。各国の非難にも「目に余る内政干渉だ」と頑なな姿勢を強めている。

22日、ミャンマー・ヤンゴンで、国軍のクーデターに抗議するデモの参加者ら=AP

 最大都市ヤンゴンでは午前9時前後から、若者らがショッピングモール前の広場などに集結。抵抗の印の3本指をかざし、軟禁が続くアウン・サン・スー・チー氏らの写真を掲げ、「人々の声を聞け」とデモ行進した。
 車部品販売員のアウン・ミンさん(21)は、郊外の参加者を市街地に車で運ぶデモ支援に参加。「選挙の不正」をクーデターの建前とする国軍政権に「これだけの抗議者の数をみて、どのように正当化するのか」と本紙助手に語った。
 首都ネピドーや第2都市マンダレーではここ数日、治安部隊の銃撃で若者らが犠牲となり、市民の怒りが広がっている。ヤンゴンのデモ会場の路上には「忘れない、許さない」とのメッセージとともに狙撃兵とされる写真が並び、次々に踏み付けられていた。
 一方、国軍政権は前夜から大勢が集まるヤンゴンの各国大使館前の道路を封鎖し、地方から警官や兵士を大量投入。ヤンゴンに限って未明からのネット遮断を正午まで延長するなど、緊張が高まっていた。市民の間には「デモは平和的に」「危険があったらすぐに逃げるように」と注意喚起が広がり、大規模な衝突はみられなかった。
 国軍政権の外務省は21日の声明で、欧米各国などから相次ぐ非難に「目に余る内政干渉だ」と反発。「関係当局は違法なデモや扇動、暴力に直面しているが最大限自制している」と主張した。

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