「しらせ」横須賀へ帰港 オーストラリアには寄らず
2021年2月23日 07時06分
第62次南極観測隊を支援した海上自衛隊の砕氷艦「しらせ」が22日、海自横須賀基地(横須賀市)に帰港した。新型コロナウイルスの感染防止のためオーストラリアへの寄港を初めて行わず、109日間の活動を終えた。
しらせは昨年11月、乗組員約180人で同基地を出港。往路、復路とも約40人の観測隊員を乗せ、昭和基地への物資輸送や海洋観測の支援などを行った。
艦上で行われた帰国行事では、竹内周作艦長ら約40人の乗組員がマスクをして整列。山崎幸二統合幕僚長の「無事の帰国を心待ちにしていた方々との時間を存分に過ごし、英気を養った上で次の任務に備えてほしい」という訓示を、鈴木康彦統合幕僚副長が代読し、ねぎらった。 (村松権主麿)
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