四季満喫の桜山公園に 花卉植栽、遊歩道の再整備 藤岡市の検討委が計画案提言

2021年2月23日 07時12分

冬桜で名高い桜山公園。中長期的な整備が進められる=藤岡市で、2020年11月撮影

 冬桜の名所として知られる桜山公園(藤岡市三波川)の整備に向け、市が有識者らをメンバーに設置した整備計画策定検討委員会は、計画案の提言書を新井雅博市長に提出した。冬桜の樹勢回復に加え、四季を通じて憩いの場となるよう新たな花卉(かき)植栽や遊歩道再整備などを盛り込んだ。提言を受け、市は本年度内に計画を策定し、2021年度から5カ年で約2億円をかけて整備を進める。 (石井宏昌)
 提言書では、計画のコンセプトは「人にやさしく 四季を通じて」。樹勢の衰えが深刻な問題となっている冬桜の植生回復を一層進め、他品種のサクラやツツジ、ロウバイ、四季折々の花が楽しめる花卉を植栽。新たな遊歩道の整備に加え、既存の階段に手すりを設けたり、遊歩道のスロープ化を図ったりするなど高齢者らにも利用しやすいよう改修する。
 山頂付近へのトイレ整備や展望デッキ設置も提案した。公衆無線LAN「Wi−Fi(ワイファイ)」環境の整備などで利便性向上を図る。将来に向けて、市街地から公園までのハイキングコース整備や、高齢者や障害者向けの電動カートや電動アシスト車いすの導入なども検討する。
 市によると、桜山公園は一九〇八(明治四十一)年に当時の三波川村で山林を公園化し、約千本のサクラの苗を植えたのが始まり。三七(昭和十二)年に国の名勝および天然記念物に指定され、現在は県立森林公園部分十五ヘクタールを含めた計四十七ヘクタールに約七千本の冬桜が植えられている。
 県の整備から約三十年経過し施設の老朽化や樹勢の衰えが目立ち、入り込み客は九五年の二十一万人をピークに減少傾向。二〇一九年度は七万七千人だった。

関連キーワード

PR情報

群馬の新着

記事一覧