少女が見た 沖縄の痛み 映画「ちむぐりさ」来月6日松戸で上映

2021年2月24日 07時13分

映画の鑑賞を呼び掛ける松戸「沖縄とつながろう!」実行委員会の杉見幸子代表(中央)と委員の皆さん=松戸市で

 能登半島の少女の目を通して、基地が集中する沖縄の痛みを描いたドキュメンタリー映画「ちむぐりさ 菜の花の沖縄日記」が三月六日、松戸市民会館で上映される。松戸「沖縄とつながろう!」実行委員会(杉見幸子代表)の主催。 (牧田幸夫)
 映画の主人公は十五歳からの多感な三年間を那覇市のフリースクール「珊瑚(さんご)舎スコーレ」で過ごした石川県珠洲(すず)市の坂本菜の花さん(21)。在学中、故郷の北陸中日新聞に連載したコラム「菜の花の沖縄日記」(後に書籍化)が沖縄テレビの目に留まり、卒業までを追ったドキュメンタリー番組を制作。卒業後の一年を加えて映画化された。
 タイトルの「ちむぐりさ」は、誰かの痛みを分かち合い、胸を痛めるという意味の沖縄言葉。スコーレに併設された夜間中学には、沖縄戦と戦後の混乱で学校に行けなかったお年寄りが通う。菜の花さんは、おじいやおばあから戦争体験を聞き、米軍機炎上事故の被害者らとの交流を重ね、沖縄の明るさの裏にある痛みに気づき、自らの問題として受け止めていく。
 主催の松戸「沖縄とつながろう!」実行委は、沖縄の基地問題を本土に住む自分たちの問題として考え、毎年、上映会を開いたり、沖縄県を訪れて住民らと交流したりしている。「ちむぐりさ」は上映七作目で、杉見代表は「今回は特に菜の花さんと同世代の若い人に見てほしい」と話している。
 上映は午前十時三十分と午後二時三十分からの二回。いずれも上映後に元山仁士郎さんが講演する。元山さんは、米軍基地の移設に伴う名護市辺野古沖の埋め立ての賛否を問う住民投票をけん引した。
 前売り券は一般千円、障がい者五百円、高校生以下無料。問い合わせは杉見代表=電090(3248)3433=へ。

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