<新型コロナ>ワクチン集団接種 栃木県内初、市民参加し演習 高齢者予診票記入などに課題

2021年2月24日 07時42分

想定以上に時間がかかった予診票の記入=足利市で

 新型コロナウイルスの高齢者向けワクチン接種を四月上旬から予定している足利市は二十三日、予定会場の一つ、高齢者福祉施設「東幸楽荘」(大久保町)で実地演習した。県内では初の市民参加型で、一般市民五十四人が一連の流れを体験。文字の細かい予診票の記入に手間取ったり、接種時に肩を露出するのに時間がかかるなど、課題が分かった。 (梅村武史)
 演習冒頭、和泉聡市長が「ワクチン接種は大きな期待。きょうの気付きを接種本番に生かしたい」とあいさつ。市民らは入館から予診票記入、医師対面の予診、接種、体調観察までの流れを実際に確認した。
 参加者の一人、常見町の土屋千代さん(70)は「上腕をすぐ出せる服で来なくてはいけなかった。荷物も邪魔になるので最小限に」。毛野新町の市橋一郎さん(74)は「予診票記入の文字が細かくて見づらい。入館時の順番待ち時間は寒かった」と話していた。
 足利市医師会の漆原邦之会長は「予診票記入が想定以上に時間がかかった。接種券の送付時に同封して自宅で記入してもらう方法を検討したい」と話した。
 市によると、六十五歳以上の市民は約五万人で、四月四日からの接種開始を予定する。計六会場で一日約千人の接種が可能だが、ワクチンの納品が遅れる可能性もあり、一人二回の接種を終えるには七月下旬ごろまでかかる可能性がある。かかりつけ医などで受ける「個別接種」の準備も同時に進める。市内感染者は同日現在で計三百七十七人。

関連キーワード

PR情報

栃木の新着

記事一覧