菅首相長男らの接待問題 総務省が9人を減給や戒告の懲戒処分、2人を訓告処分に

2021年2月24日 17時15分
 菅義偉首相の長男・正剛氏が勤める放送事業会社「東北新社」による接待問題で、総務省は24日、事務次官級の谷脇康彦総務審議官(60)と吉田真人総務審議官(60)ら9人を減給や戒告の懲戒処分にしたと発表した。正剛氏らとの会食は、国家公務員倫理法に基づく倫理規程が禁じる利害関係者からの違法接待と認めた。
 菅首相は、総務審議官当時に正剛氏らから7万円超の接待を受けた山田真貴子内閣広報官(60)を厳重注意した。山田氏は給与10分の2の3カ月分に相当する額を一括で自主返納する。
 武田良太総務相は一連の責任を取り、閣僚給与3カ月分を自主返納。副大臣をトップとする検証委員会を設置し、放送行政がゆがめられた事実の有無などを検証する方針を明らかにした。
 総務省は違法接待の原因について、利害関係者に該当しないと安易に判断し、不用意に接待や贈与を受けたと強調。再発防止策として、幹部への研修の徹底や事前チェックの厳格化に取り組むとした。
 山田氏は現在、総務省を退官し特別職の国家公務員のため、同省の処分対象から外れている。(共同)

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