「党本部からお金」陣営の報酬支払いに 河井元法相の公判で元会計担当が証言

2021年2月24日 20時22分
河井克行被告

河井克行被告

 2019年7月の参院選広島選挙区を巡る買収事件で、公選法違反罪に問われた元法相河井克行被告(57)=衆院広島3区=の公判が24日、東京地裁であった。元会計担当の女性が証人として出廷し、自民党本部から資金援助を受けた後、買収目的とされる報酬を陣営スタッフ3人に振り込んだと証言した。
 自民党本部は参院選前の19年4~6月、克行元法相と妻の案里前参院議員(47)=有罪確定=の政党支部に計1億5000万円の資金を援助。起訴内容の一部となったスタッフ3人への計約220万円の報酬について、「党本部からの金が原資」とする女性の供述調書が今月9日、法廷で読み上げられていた。
 女性はこの日の証人尋問で、夫妻どちらの政党支部側から誰にいくらの報酬を振り込むか、克行元法相から指示されていたと説明した。
 その上で、政党支部が資金不足に陥った19年6月、元法相に「お金が足りません」と伝えると、「その後、党本部からお金が入ってきた」と証言。スタッフ3人への報酬の振り込みは、同月から8月にかけてだったと述べた。
 一方、元法相の弁護人は閉廷後、地裁に5回目の保釈請求をした。(池田悌一)

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