過度な密集なら五輪聖火リレー中断?著名人は競技場などで観衆の入場制限も 組織委がコロナ対策を公表

2021年2月25日 20時57分
聖火リレーの説明会であいさつする東京五輪・パラリンピック組織委員会の橋本聖子会長(中央)=25日午前、東京都中央区で(共同)

聖火リレーの説明会であいさつする東京五輪・パラリンピック組織委員会の橋本聖子会長(中央)=25日午前、東京都中央区で(共同)

 3月25日に始まる東京五輪の聖火リレーを前に、東京五輪・パラリンピック組織委員会は25日、新型コロナウイルス対策指針を発表した。緊急事態宣言や外出自粛要請が出ている地域ではリレー中止も検討し、場合によっては聖火を車両で輸送する。
 組織委によると、リレー実施の判断は、各都道府県ごとの出発の1カ月前をめどに行う。福島県(3月25日出発)と長野県(4月1日出発)は予定通りの実施を決定。ただ、栃木県(3月28日出発)、群馬県(同30日出発)については、県独自の外出自粛要請が3月上旬まで続くとみられることから、2週間前の3月中旬までに実施可否を決めるという。
 指針によると、中止する地域では無観客で点火式のみを行う。沿道の観覧者はマスクを着用し、ランナーへの声かけは禁止。居住する都道府県以外での観覧は控え、密集が生じればリレーは中断される。
 著名人ランナーの走行区間は公道ではなく、公園や競技場など入場制限ができる場所とする。
 ランナーは走行2週間前から会食を控え、居住地以外の都道府県内を走る場合は1週間以内にPCR検査などを実施。陽性者や体調不良の人は辞退してもらい、前後のランナーが区間を延長して走る。全国を回る運営スタッフは定期検査を受ける。
 リレーは福島県のJヴィレッジ(楢葉町、広野町)を出発。7月23日に国立競技場で行われる開会式に向け、47都道府県を約1万人でつなぐ。

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