<新型コロナ>SHISHAMO 等々力ライブ中止 18年の台風に続き2度目

2020年5月24日 02時00分

SHISHAMOの(左から)松岡さん、宮崎さん、吉川さん=等々力陸上競技場で(川崎市提供)

 新型コロナウイルスの影響で、八月に川崎市中原区の等々力陸上競技場で開催予定だった市ゆかりの三人組ロックバンド「SHISHAMO(シシャモ)」のライブが中止になった。メンバーは「いまはグッと堪えて、またみんなとライブで会いたい」と公式サイトにコメントを出した。 (山本哲正)
 シシャモは、ギター・ボーカル宮崎朝子さん(25)、ドラム吉川美冴貴さん(25)が市立川崎総合科学高校に在学中の二〇一〇年に結成。ベース松岡彩さん(24)は一四年に加入した。「君と夏フェス」などヒット曲多数。一七年にはサッカーJ1川崎フロンターレのサポーターをテーマにした「明日も」が、当時携帯電話会社のCMにも採用され、今もサポーターたちがホームの等々力で合唱している。
 その等々力だが、市によると、周囲の環境から音楽イベントは難しく、別のイベントの打診があっても認めるかは不透明。シシャモのライブは地元バンドの夢をかなえるべく一八年七月に予定されたが、台風接近のために中止。あらためての日程調整で今年八月九日開催予定だったが、今回は同ウイルスの影響で再びの中止となった。
 吉川さんは、ライブ開催により「一人でも不安な気持ちを抱えてしまったり、苦しんだり、命の危険に陥ったりしてしまうことがあるかもしれない…と考えたとき、この決断はどうしても避けられない」という思いをつづった。宮崎さんは「今もどかしい思いをしているのは私たちだけじゃない」と、世界中でいろいろな努力や準備が報われずにいることも考え「今はとにかく一人一人思いやって健康に過ごしてもらえたら」と呼び掛けた。
 等々力周辺の調整に尽力した市シティプロモーション推進室の柴山巌室長(52)は「シシャモと二人三脚でやってきたので残念。新型コロナウイルスで沈みがちなところ、彼女たちは川崎が元気を取り戻す象徴になる。彼女たちがまた実現したいと言えば、等々力ライブ開催へ一肌も二肌も脱ぎたい」と語った。
 公式サイトから案内している等々力ライブの特設サイトでは、一八年に等々力で行われたリハーサルで、シシャモが「夏の恋人」を演奏する動画を見ることができる。

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