<新型コロナ>直近1週間の感染者、千葉県だけ1都3県で一時増 知事「市中感染がクラスターに」

2021年2月26日 08時57分

祝日で陽気も重なり、多くの人出でにぎわう千葉駅周辺=23日、千葉市中央区で

 県内で二十五日、新型コロナウイルスに感染した十一人の死亡と、新たに百七人の感染が発表された。直近一週間(十九〜二十五日)の感染者数は八百五十五人で前週(十二〜十八日)の八百八十三人より減少した。一方でこの期間中、一都三県のうち千葉県だけが新規感染者が一時増加し、減少傾向が定着していない。森田健作知事は二十四日の臨時会見で「市中感染がクラスター(感染者集団)につながっている」との見解を示した。 (中谷秀樹)
 日ごとの週間感染者数を前週と比較した増減率は、二十日から二十四日まで、最大で一・一七倍となるなど、五日間連続で一倍を超えた。二十五日は〇・九七倍に下がったが、東京、神奈川、埼玉の三都県はこの期間中、〇・八〜〇・九倍台で推移している。
 増加傾向の一因として、県は市中感染とクラスターの相関性を挙げる。二十五日に八街市の「東葉クリニック八街」(感染者計十九人)など二件がクラスター認定されるなど、二月だけで計四十二件クラスターが発生。このうち、医療機関と高齢者施設が二十七件を占める。
 加瀬博夫・健康福祉部長は「東葛地域だけでなく、最近は印旛地域でもクラスターが発生した。東京との行き来がなくても市中感染が収まりきれておらず、感染拡大につながっているのでは」と説明した。
 県内の人出の傾向について、県は「緊急事態宣言が再発令された一月七日前と比べると、先週から少し増えている」と説明。渡辺真俊・保健医療担当部長は「減少傾向にして三月七日の解除につなげたい」と述べた。
 二十五日発表の死者は、居住地非公表の六十〜八十代の男女七人、千葉市の九十代女性、市原市の七十代男性、船橋市の七十代男性、松戸市の八十代男性で、うちクラスター関連は五人。直近一週間の死者は五十四人で、過去最多だった前週と同人数で推移している。

関連キーワード

PR情報

千葉の新着

記事一覧