本来は組織委が担う作業なのに負担を求められ…東京五輪聖火リレー中止検討の島根県が協定違反疑いを指摘
2021年2月26日 12時30分
島根県は26日、東京五輪聖火リレー用のトーチ回収や離島での一部作業の負担を巡り協定違反が疑われるとして是正を求める催告書を大会組織委員会に送付したと発表した。丸山達也県知事は聖火リレーの中止を検討中。県関係者は取材に「1カ月程度、回答を待つ」と語った。
県は聖火リレーを中止できる根拠として協定解除と県予算の執行停止を挙げており、回答が県の最終判断に影響する可能性がある。
催告書では、本来は組織委が協定に基づき担うトーチの回収作業と、離島分の聖火リレーのランナー輸送や車両準備について県側に負担を求めていると主張。県側は組織委が違反を是正しない場合は協定を解除できるとの立場を取っている。
県担当者は協定違反の指摘に関し「リレーを中止するかしないかにかかわらず明確にしておかなければならない問題だ」としている。
一方、組織委は「文書を確認した上で、島根県と十分協議しながら丁寧に対応したい」とのコメントを出した。 (共同)
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