提出の約4分の1が不正な指印…期間外の署名も1万超 愛知・大村知事リコール不正問題

2021年2月26日 11時09分
 愛知県の大村秀章知事のリコール(解職請求)運動を巡り、偽造の疑いがある大量の署名が提出された問題で、複数の人物が繰り返し指印を押したとみられる署名が少なくとも約10万8000筆あったことが関係者への取材で分かった。提出された約43万5000筆の4分の1ほどに上る。
 関係者によると、各市区町村の選管で職員らが指印の角度や形などを確認し、同一人物が押したかどうかを判断した。ただ、指印の確認をしなかった選管もあり、不正な指印の数がさらに多かった可能性もある。
 提出された署名の収集期間だった昨年8月25日~10月25日ではない日付が書かれた署名も約1万1000筆あった。
 関係者らへの取材では、署名の提出期限だった昨年11月4日の朝に、名古屋市内のホテルで「指印がないものはまとめて押す」と話す活動団体の人物がいた。ホテルを出た後に、1人で数十人分の指印を押す別のスタッフもいた。
 美容外科「高須クリニック」の高須克弥院長らが署名を提出後、「勝手に名前を使われた」といった指摘が相次いだため県選管が全署名を調査。83・2%に当たる約36万2000筆が無効と判断された。

関連キーワード

PR情報