長男企業の接待問題、他人事のような説明重ねる<今週の菅首相>

2021年2月26日 18時08分

2021年2月20~26日
 菅義偉首相の長男正剛せいごう氏が勤める放送事業会社「東北新社」による接待問題で、総務省は24日、幹部ら計11人を処分した。
 なぜ東北新社の接待だけ常態化していたのか。疑問の答えは出ていない。野党は「長男の背後に首相の影が見え隠れする。だから、役人が間違った方向に動く」と指摘。前政権から続く官僚の忖度そんたくが働いたとの疑念を強めている。

衆院予算委で、長男の接待問題に関し陳謝する菅首相=22日

 処分発表後の夜、首相は官邸で記者団の取材に応じた。東北新社だけ接待を重ねて疑問に思わないか、と問われたが「総務省でしっかり調査されると思っている」と回答。接待の事実も「私は全く承知していなかった」と、人ごとのような答えを重ねた。
 正剛氏の関与を巡り「大変申し訳なく、国民におわびしたい」と陳謝したが、自身の対応については「誠心誠意説明している」と強調した。
 首相は26日、愛知や大阪など6府県の緊急事態宣言の解除表明後、官邸で記者団が囲む「ぶら下がり取材」で、正剛氏が東北新社の役職を解かれたことについて問われ「私は承知していない。会社としてのけじめだと思う」と答えるにとどめた。 (清水俊介)

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