最後の核燃料6体を容器に収納 福島第一原発3号機プールからの核燃料取り出し終了へ

2021年2月26日 21時21分
 東京電力は26日、福島第一原発3号機の使用済み核燃料プールからの核燃料搬出で、最後の核燃料6体を専用容器に収納した。27日以降、容器をプールから引き上げて、建屋近くの共用プールに移す予定。2019年4月に始まった核燃料搬出作業は機器のトラブルなどが相次いだものの、完了目標としていた21年3月末より早く終わることになった。プールには使用済み514体と未使用52体の計566体の核燃料が保管されていた。(小川慎一)

燃料取扱機で持ち上げられる核燃料。モニター画面ではプール内に小さながれきが多く確認できる=2019年4月15日、福島県大熊町の東京電力福島第一原発で

 使用済み核燃料プールからの核燃料搬出は、2014年12月に終わった4号機(核燃料1535体)に次いで2基目となる。炉心溶融(メルトダウン)を起こした1~3号機では初めて。
 3号機の核燃料取り出しは当初、14年末にも始める計画だったが、高線量が作業の壁に。外部に放射性物質が飛び散らないよう、建屋上部にドーム型カバーを設置。東電は18年11月に取り出しを始める計画を示したものの、クレーンなどの機器に不具合が相次ぎ、点検や部品交換のため延期していた。
 政府と東電が示している計画では、プールからの核燃料取り出しは、1号機(核燃料392体)は27~28年度に、2号機(核燃料615体)では24~26年度に始める予定となっている。

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