<新型コロナ>ワクチン集団接種を安全・迅速に 寄居町で医師ら参加「模擬実験」 高齢者対応など流れを確認

2021年2月27日 07時16分

医師らが参加して行った新型コロナワクチン集団接種の模擬実験=寄居町立総合体育館で

 新型コロナウイルスのワクチン接種を安全で迅速に進めようと、寄居町は二十六日、集団接種の流れを確認するための模擬実験(シミュレーション)を、実際の接種会場になる同町立総合体育館「アタゴ記念館」(同町寄居)で行った。 (渡部穣)
 町職員のほか医師や看護師、薬剤師ら約五十人が参加した。受付所や待機所、接種後に具合が悪くなった人を搬出する通路などを設営。入り口での検温から受付所での本人確認、問診票の記入、問診、接種、接種後の経過観察まで一連の流れを確認した。
 一人当たりの所要時間は、受け付けから接種までに三十分、副反応の有無を調べる経過観察に三十分の計一時間と見込む。参加した医師らからは「スムーズな流れのためには、高齢者一人ひとりに介助者をつける丁寧な対応が必要」とか「袖をまくりやすい服装で来るよう呼び掛けた方がいい」などの意見が出た。
 町によると、優先接種の対象となる町内の六十五歳以上の高齢者は約一万一千人。集団接種と、かかりつけ医などによる個別接種の併用を計画している。集団接種は体育館一カ所で木曜と日曜の週二日、個別接種は十一カ所の医療機関を予定し、ほぼ半数ずつの利用を見込んでいる。
 三月下旬から四月にかけて「接種券」を配布し、その後に予約を受け付けるとしているが、町の担当者は「ワクチンの供給量が不透明なままでは予約の対応が難しい」と不安も口にした。今後も医師らとの話し合いを続け、接種開始までに再度シミュレーションを実施予定という。

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