「日々振り回されている」「早く全体像を」国のワクチン情報小出しに不満噴出 全国知事会で緊急提言

2021年2月27日 22時03分
オンラインで開かれた全国知事会の新型コロナウイルス対策本部の会合=27日、東京都千代田区

オンラインで開かれた全国知事会の新型コロナウイルス対策本部の会合=27日、東京都千代田区

 オンラインで開いた全国知事会のコロナ対策本部会合では27日、新型コロナウイルス対策で国への緊急提言を取りまとめた。円滑なワクチン接種に向け、時期を明示した接種率の目標や、接種情報を管理する新システムの詳細など接種の全体像を早期に明らかにし、正確な情報を提供するよう要求。近く国に提出する。
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 ワクチン接種に関する情報の遅れや度重なる日程変更への不満が噴出。谷本石川県知事は「国から情報が来るたびに接種計画を見直さざるを得ない。日々振り回されている」、村井宮城県知事は「国からの連絡が直前にしか届かない。医師会からクレームも来ている」と憤った。
 アンケートで自治体の財源不足も分かった。人件費など接種に必要な経費は国が全て負担することになっているが、都道府県のうち21(回答数の48%)、市区町村のうち360(同25%)が国の補助の上限額を上回り、財源が不足する見通しだと答えた。
 全国の飲食店や観光関連事業者が打撃を受けているとして、感染が落ち着いている地域では観光支援事業「GoToトラベル」の段階的な再開も検討するよう促した。(共同)

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