関千枝子さん死去 被爆者、ノンフィクション作家

2021年2月28日 07時03分
 広島の被爆者でノンフィクションライターの関千枝子(せきちえこ)さんが二十一日、出血性胃潰瘍のため死去した。八十八歳。大阪府出身。葬儀・告別式は近親者のみで行う。喪主は長男誠(まこと)さん。
 広島県立広島第二高等女学校在学中の十三歳の時に広島で被爆。自身はたまたま体調不良で欠席していたが、勤労動員で屋外の作業に出ていた級友約四十人を亡くし、後に遺族らに取材した代表作「広島第二県女二年西組」をしたためた。他に「ヒロシマの少年少女たち」などの著作がある。各地で被爆体験を証言する活動も続けた。
 安倍晋三前首相の靖国神社参拝は憲法違反だとして、国や靖国神社を相手取って違憲確認などを求めた訴訟や、安全保障関連法の成立で精神的苦痛を受けたとして国に損害賠償を求めた訴訟で原告に名を連ねた。
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 本紙では二〇一六年十二月三十一日の朝刊1面「『戦える国』に変質 言わねばならないこと」を執筆した。

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