<茨食健美 大和沙織のこだわりレシピ>ブロッコリードレッシング お好み野菜の味付けに

2021年2月28日 07時31分
 偕楽園の梅が開花し、頬に当たる風に春を感じる頃となりました。今回は、一年中、出回ってはいますが、この時期が旬のブロッコリーを使った手作りドレッシングを紹介します。
 ブロッコリーはキャベツの野生種であるケールに近い系統からできた野菜で、地中海沿岸が原産と言われています。日本には明治時代に観賞用として入ってきてはいましたが、食用として広まったのは一九八〇年代とわりと最近です。
 アメリカから輸入されたり、国内でも収穫時期をずらして栽培できるので通年スーパーには並んでいますが、十二〜三月が旬です。本県では稲敷市や古河市で多く栽培されています。
 ブロッコリーの粒々の部分は花蕾(からい)という花の蕾(つぼみ)が集まっているもので、収穫せずに置いておくと黄色い花がたくさん咲きます。
 ブロッコリーは軸の切り口が水々しく、花蕾の部分がぎっしり詰まり、固いものが新鮮です。小房に分ける際、花蕾の部分まで切るとポロポロと散るので、軸側から包丁を入れ、茎の部分だけ切って、あとは手で割くように分けます。
 免疫力にも一役買うビタミンCが豊富ですが、気を付けたいのが水溶性ビタミンであるという点。ゆでると、ゆで汁にビタミンが流れてしまいます。
 そこで、お勧めしたいのが「蒸しブロッコリー」。ふたができる小鍋に水を大さじ一〜二杯入れて、小房に分けたブロッコリーに重さの1%の塩(塩少々でも可)をまぶして鍋に加えます。中火にかけて水が沸いてから一分加熱し、ざるにあけて冷ますだけです。こうするとビタミンCがゆでるよりは損失しにくく、色もきれいに仕上がります。
 ビタミンCは加熱でも少し損失するので、一番は生で食べることがお勧めです。また、ブロッコリーにはスルフォラファンという栄養も含まれています。ブロッコリーよりもブロッコリースプラウト(ブロッコリーの新芽)の方が含有量は多いです。
 スルフォラファンには解毒や抗酸化作用があり、熱には強いのですが、揮発性があるので生の状態で油と一緒に取ると吸収されやすくなります。
 そこで、生で、かつ油と一緒に取れるドレッシングにしてみました。液体状というよりは、ブロッコリーそぼろのような感じです。お好みの野菜などとあえてぜひ召し上がってみてください。

◆材料

ブロッコリー 100グラム
塩 小さじ1(6グラム)
酢 大さじ2(30グラム)
オリーブオイル 50ミリリットル
黒こしょう 0.5グラム

◆作り方

(1)ブロッコリーをしっかりと洗って水気を切り、花蕾(粒々の部分)をそぐように細かく切る。
(2)器に(1)、塩、酢、オリーブオイル、黒こしょうを入れてよく混ぜる。
(3)お好みのサラダにかけ、混ぜながら頂く。
<やまと・さおり> 管理栄養士、料理研究家。1989年、水戸市生まれ。東京農大卒。市内で「お料理教室オムスビ」を開講している。

関連キーワード

PR情報

茨城の新着

記事一覧