カメラ越し等身大の被災地 10年通い続けた石井麻木さん、渋谷と杉並で写真展

2021年3月2日 06時00分

写真展「3.11からの手紙/音の声」について話す石井麻さん=1日、東京都渋谷区で

 東日本大震災の被災地に約10年間通い続けている写真家石井麻木さん(39)の作品展「3.11からの手紙/音の声」が1日、東京都渋谷区東3のリキッドルーム2階「KATA」で始まった。14日まで。
 石井さんは東京都出身。震災直後から、福島、宮城、岩手の被災3県に足を運び、地震や津波、福島第一原発事故被害の状況とそこで暮らす人々や、被災地でステージに立ち、歌で応援するミュージシャンらの写真を撮り続けてきた。
 会場には、福島市内の仮設住宅で元気な笑顔を見せる少女や、約10年経過しても震災当時と変わらない福島県双葉町の小学校教室などを捉えた80点が並ぶ。
 石井さんは「人々の笑顔が増えた一方、いまだ故郷に帰れない人も多く、復興したとは言えない。10年を節目とせず、被災地の現状に目を向けてほしい」と強調した。
 作品展は、本紙と被災地の地元紙、福島民報社が主催。杉並区の旧区立杉並第四小学校(6~28日)でも開かれる。ともに入場無料。(山下葉月)

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